おいしくて体にいいオルターの水を
2006年3月4週号
オルターでおすすめしている様々な水グッズについて、
それぞれの特徴や目的に合わせた選び方を、改めて解説します。
比較検討して、「わが家の水グッズ」をお選び下さい。
●浄水器は有害物質を除去し、 活性水装置は水そのものの 活性力を高める
水に含まれるトリハロメタン、農薬、合成洗剤、鉛など有害物質を除去したい場合は、活性炭の力でそれを吸着除去できる性能のある浄水器が必要です。都市水道水から環境ホルモンが検出されている状況があるので、この使用はやむを得ないかもしれません。特にマンションなど屋上に給水タンクが設置され、水道水がいったん外部へオープンになっている場合は、外部からの動物、細菌、アオコの発生、塩素の大量使用などの汚染の可能性があり、心配です。比較的きれいな水道水の地域で、本管から直接蛇口に出てくる一戸建て住宅などでは、竹炭だけでじゅうぶん浄水できます。
これに対して、活性水装置の役目は、水そのものの活性力を高め、おいしい水、機能性をもつ水にすることです。活性塩素をミネラル塩素に変える力はありますが、有害物質の除去能力は低いです。
ゆえに、安全で・おいしくて・機能性のある水を求めるなら、浄水器を通した水または自然水を、活性水装置を通して使用するのが理想です。
●体内から有害物質や老廃物 を排出するのは活性水です
体内にある生体成分、栄養成分、老廃物、侵入した有害物質はすべて水に取り囲まれた「水和」状態で移動すると考えられています。この水和する力がより強い水、すなわち極性が高い状態の水を活性水と呼びます。有害物質を体外へ排泄したり、栄養を全身のすみずみの細胞に運ぶ力が強いと考えられています。
活性水には、活性水素が存在したり生命活動を高める遠赤外線効果があるため、ヨーロッパアルプスのルルド水のように奇跡水と呼ばれる水があります。これらの水は地層でろ過され清浄になっているというよりは、むしろ岩や土などのミネラル成分の微細磁場の影響で活性水化していると考えられています。
体によい水とは、飲んだとき胃でタプタプせず、皮膚からも吸収されるくらい体が欲する水、すなわち体内への入り口にあるセンサー=舌がおいしいと感じる水です。しかし今日、私たちが飲まされている水は酸性雨の影響や水道水への次亜塩素酸ソーダ(強力な酸化剤)の投入によって、その活性が失われています。そのため残念ながら活性水装置が必要な時代となってしまっているのです。
●健康のためには活性水を十 分に飲むことがおすすめ
西式甲田療法では、細胞レベルの老廃物を体外に排泄しようとすると体重1kあたり40ml、すなわち体重50kgの人で2リットルは1日に飲んだほうがよいとされています。大量の水を飲んだだけで糖尿病を克服した例も知られています。
活性水を十分に飲むことによって体内から老廃物や有害物質が出ていくだけでなく、血がサラサラになって免疫機能が上がるため、ガンやリューマチ、膠原病をはじめ様々な生活習慣病対策に役立つと考えられています。
●水ビジネスのほとんどは霊感商法
水の一見神秘的な効用を謳って、詐欺同然の「水」商売があとをたちません。そのほとんどがたいした効果がなかったり、かえって有害であったり、いたずらに高価であったり、マルチ商法であったり、公序良俗に反しています。
上手に宣伝していますが、アルカリイオン水、磁気水、逆浸透膜水、純水を謳う水など要注意です。
ー文責 西川栄郎ー