有機生芋100%木灰こんにゃく 糸こん・突こん 中尾食品(2)

2005年3月1週号

 前々号(2月第3週)カタログに引き続いて、中尾食品の有機生芋100%木灰こんにゃくの糸こん・突こんのご紹介です。
 食の欧風化にともなって、食材としてのこんにゃくの使用量が減ってきているようですが、こんにゃくの植物繊維は昔から腸の掃除に良いといわれており、健康管理の要である腸の健康にたいへん良いものです。
伝統的日本料理の強い味方であるこんにゃくを、食材として大いに見直して、利用してはいかがでしょうか。

中尾食品の有機生芋100%木灰こんにゃく
◆突こん
・原料……… 板こんと同じ。
・製造方法…板こんを突いて作っています。

◆糸こん
・原料……… 板こんと同じ。
・製造方法
①~⑥板こんの製造方法①~⑥までと同じ。
⑦中尾食品が自家製作したオリジナルステンレス製糸こん専用練り機で、①~⑥で造った
 生芋こんにゃく汁と木灰と、水に溶かしたホタテ貝殻焼成カルシウムとを調合する。
⑧糸こんプラントで、糸状に搾り出したこんにゃくの束を炊き上げる。
 この糸こんプラントは、中にお湯を張ったステンレス製の容器の中に、ステンレス製パイプの長さが100m巻いてある中尾食品オリジナル(特許)のものです。一定の温度で炊き上がります。 一般のプラントでは保温が悪いため、タンクに蒸気を吹き込むスタイルになっていますが、その場合、こんにゃくでんぷんとカルシウムが化学変化を起こして、藻状の結晶が発生して品質を低下させることに繋がっています。
 一般の糸こんプラントのようにホースが剥き出しのものは職人が火傷する心配がありますが、そういう危険がないよう、安全性にも配慮されています。
⑨包装

中尾食品特製レシピ
◇こんにゃく焼きそば
・作り方
 ①糸こんにゃく(1袋)を袋からザルにあけてまな板において食べやすい長さに切り、鍋に入れ、お湯で5~10分沸騰させる(こんにゃくのアク抜きのため)。
 ②ゆでたこんにゃくをフライパン、もしくはホットプレートで水分がなくなるまで炒め、ヒカリウスターソースを大さじ約1杯入れ、皿に水分がなくなるまで炒める。
 ③仕上げに、ヒカリ濃厚ソースを大さじ約2杯ほど入れて味見をして、辛口の方はウスターソースを小さじ1ずつ入れながら味を調えて下さい。甘口の方は、濃厚ソースを小さじ1ずつ入れながら味を調えて下さい。
(冷めた場合は味が濃くなりますので、ご注意下さい)

◇田楽こんにゃく
・作り方
 ①板こんにゃくを袋から出し、一口大に切り、お湯で5~10分沸騰させる。
 ②お好みでこんにゃくの水を入れ替えてもう1度温め、下記の田楽みそをつけてお召し上がり下さい。
 ③冷たいこんにゃくをお好みでしたら、①の後、水で洗い冷やしてから、田楽みそをつけてお召し上がり下さい。
・タレの作り方
 材料3種類を混ぜ合わせてから湯煎して下さい。
※甘口をご希望の場合は、みりんを増やして味噌を減らして下さい。
(材料)
 佃ねさし味噌………40g
 種子島甘蔗分蜜糖…40g
 三河みりん…………15g

◇からしみそ(田楽こんにゃくのタレを以下のものに変える)
・材料
 佃ねさし味噌………55g
 富士酢………………20g
 三河みりん…………10g
 からし…………… 1.3g
 種子島甘蔗分蜜糖…5g
・タレの作り方
 上記材料を合わせて湯煎する。冷やしたこんにゃくにタレをかけて、お召し上がり下さい。

◇その他の料理方法
・板こん…おでん、煮物に。
・突こん…すき焼き、鍋、煮物、炒めものに。
・糸こん…すき焼き、煮物、肉じゃが、きんぴらに。

           -文責 西川栄郎-

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