『アレルギー対応』と『有機』が活動の2本柱 げんきタウン(5)
2004年5月1週号
げんきタウンご紹介シリーズ、最終回です。
第5回目は、ご紹介が残っているものです。
もともと原料の安全性にこだわって製造に取組んでおられたものの、かつてラインでの混入が原因だと思われるそばアレルギーが出た製品がありました。そのため現在は、雑穀製品の製造ラインはそれぞれ完全に独立したゾーンにあり、専用の機械、備品、および専任の担当者によって作られています。アレルゲン特定24原料の使用はありません。
雑穀粉・雑穀(粒)
雑穀粉
◆あわ粉 300g
原料
うるちあわ…JA花巻
製造工程
①ふるい選別
②洗い
③乾燥
④ふるい選別
⑤製粉
ヌカの酸化による劣化を防ぐために洗いをかけ、
ヌカを除去しています。
【使い方】
小麦アレルギーの方のための代用品として使えます。
グルテンが無いので、繊維質の多い野菜、イモ類を加えるのもよい。
◆ひえ粉 300g
原料
ひえ…JA花巻
製造工程:同上
使い方:同上
雑穀(粒)
◆キヌア 500g
原料
キヌア…桜井食品 ペルー産有機農作物(QAI認定)
※近日中にJAS有機農作物(ICS認定) になります。
製造工程
①ふるい選別
②小分け包装
有機加工品 ポン菓子 小麦クラッカー
有機加工品
◆上新粉 300g
原料
有機米…大中農友会 有機農作物(有機農業認証協会認証)
製造工程
①精白
②ふるい選別
③製粉
④ふるい選別
ポン菓子
◆有機赤ちゃんPONPON 24枚(4つ割れ)
原料
有機うるち米…大中農友会 有機農作物(有機農業認証協会認証)
食塩……………海の精
製造工程
①精白
②加水・加圧
③選別
④裁断
パフ化しているので、消化吸収がよい。
お菓子として食べる以外に、
砕いて熱湯をかけると簡単おかゆになります。
◆有機米100%使用の元気ポン 6枚
原料
・玄米ポン……有機うるち米(同上)
海の精
・わかめポン…有機うるち米(同上)
わかめ(国産)
海の精
・かつおポン…有機うるち米(同上)
かつお(新丸正)
海の精
小麦クラッカー
◆有機小麦のベビークラッカー 60g
1口サイズのプチクラッカー
原料
有機小麦粉………菅原製粉 有機南部小麦(有機農業認証協会認証)
有機じゃがいも…村上さん、有機農作物(北海道オーガニック推進協会)
有機砂糖…………住友商事 有機農作物加工品(ICS日本認証)
菜種油……………石橋精油 オーストラリア産、圧搾
食塩………………海の精
製造工程
①原料撹拌
②加水・撹拌
③圧延
④乾燥
⑤型抜き
⑥焼成
⑦放熱
膨張剤などの食品添加物は、使用していません。
手作りお菓子の素
◆にんじん&ひえのケーキ(型付) 120g
原料
有機にんじん……島バナナの会 有機農作物(鹿児島県有機農業協会認証)
ひえ………………JA花巻
てんさい糖………北海道糖業
さつまいも澱粉…鹿児島農協
製造工程
①配合
②乾燥
③粉砕
つなぎに小麦でなく、ひえを使っています。
手作りに際しては、バター、ミルクを足しても作れます。
使用方法
①ボールにあけ、よく混ぜる。
②油大さじ1を入れ、よく混ぜる。
③重曹小さじ1/2、水100cc(重曹を入れ
ないときは炭酸水)を加え、よく混ぜる。
④型に流し込み、形を整える。
⑤180℃で25分程度。
◆さつまいも&ひえのケーキ(型付) 120g
原料
有機さつまいも…パッド 茨城県産有機農作物
(有機農業推進協会認証)
ひえ………………同上
てんさい糖………同上
さつまいも澱粉…同上
製造工程:同上
使用方法:同上
◆かぼちゃ&あわのケーキ(型付) 120g
原料
有機かぼちゃ……百我さん 北海道産有機農作物
(北海道有機認証協会認証)
うるちあわ………JA花巻
てんさい糖………同上
さつまいも澱粉…同上
製造工程:同上
使用方法:同上
◆有機にんじんで作るにんじんムース 45g×2袋
原料
有機にんじん…同上
ひえ……………同上
てんさい糖……同上
海の精…………同上
製造工程:同上
使用方法
①ボールにあけ、よく混ぜる。
②水200ccを加え、よく混ぜる。
③鍋に移し、中火で混ぜながら加熱。
④周りが泡立ち始めたら弱火にする。
⑤十分加熱し、型に移す。
⑥粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす。
◆有機さつまいもで作るさつまいもムース 45g×2袋
原料
有機さつまいも…同上
てんさい糖………同上
ひえ………………同上
海の精……………同上
製造工程:同上
使用方法:同上
素材菓子
◆100%じゃこ 20g
原料
煮干し…嶋一水産 素干しカタクチイワシ
※酸化防止剤は使用していません。
製造工程
①選別
②空煎り
③加熱・加圧
④成型
⑤乾燥
頭も骨も丸ごと使っています。
使用方法
お菓子、おつまみに。砕いてふりかけに(塩分は足して下さい)。
お汁ものに入れると香ばしい。
(文責:西川栄郎)