活水器ハイパークラスター 新型モデルで登場です

2002年8月2週号

 

<奇跡の水は岩石の触媒作用でできる>
 ヨーロッパアルプスの湧水、ルルドの水は、飲む人の病気が治ったりすることから、バチカン教皇は奇跡の水と呼びました。このような不思議な薬効が知られている湧水は、世界で他にも見つかっています。日本でも、九州日田市のウナギ養殖場の井戸水のひとつに、よくウナギが生育する水が同様に話題となっています。実は古来から、湧水の中には、飲んで病気が良くなったというような体験は珍しいものではなく、信仰の対象にもなっていたりするのです。このように奇跡の水と呼ばれ、一見不思議な効果を示す水があるのは、単に濾過され、浄化されているということだけでは説明がつきません。これらの水は通常の水とは異なり、その中で鉄が錆びにくく、還元性(電子を与える)性質を有することが分かっています。そのメカニズムは、岩石(ミネラル)の種類によっては、その触媒作用で水分子が電子を与られて、水分子の極性を高めた結果だと考えられます。水分子の極性とはH2O分子中の酸素原子(―)、水素原子(+)によるもので、分子中の電子雲の偏位によって、分子内に+極、―極を持つことです。電気石(トルマリン)、麦飯石、長石、石英などの石の結晶の状態によっては、そのような水の極性を高め、水を活性化する性質が知られています。
 つまり奇跡水とは、そのような性質のある石を多く含む地層をくぐってきた水だと理解できます。

<活性水と活水器>
■生命水も極性の高い活性水■
  極性が高まった、つまり活性化した水はミネラル、栄養分などの溶解力が優れ、体内のすみずみの細胞までの到達力に優れています。また、老廃物や有害な化学物質に対する水和力も強く、体外へ排出する力も大きいと考えられます。このことが、病気に効果があるメカニズムだと考えられそうです。
 実は生命体の中にある生命水の性質も、このような極性の高い水と言われており、広葉樹林の腐葉土に覆われて、表流水の極性が高かった昔の地球環境では、生命水もまた健全でおられたのです。しかし、工場や自動車の排気ガスが原因で酸性雨が降る今日の環境では、水は酸化し(電子を奪われ)、その活性力は低下してしまっています。雪がたくさん積もった年は、米が豊作になると言い伝えられています。また、友禅染は雪解け水の流れ込む時期の川の水で、鮮やかな発色ができるといわれています。これは、上空で雪が六員環の結晶になるときに、水の極性が高められ、かつ六員環への構造化が進んだ結果、植物にとってより快適な水となったり、浸透性などが高まって染色力をアップしていると考えられます。このように、水の極性を高めることは、水を冷たくしたり、炭(自由電子が多い)をくぐらせたり、BMW(バクテリアミネラルウォーター)のような微生物処理をすることによっても可能です。そして、これらの水を湧水と同様においしいと人は感じ、体にすっと染み込んでいく感じのするものですが、それは体が、体にとってその水が好ましいものであることを知っているからなのでしょう。逆に、極性の低められた水、酸化した水(電子を奪われた水)はまずいと感じ、そういう水をいくら飲んでも喉の渇きは癒されないし、なかなか体に吸収されないので、胃がたっぷんたっぷんするのです。

■ハイパーネオ(JCS)は活水器■
 JCSの原田琢己さんは、お兄さんの原田智治さんの経営する廃水処理会社で、高度処理水や工業用水質改善装置の廃水処理技術を研究、開発する中で、セラミック(2~4価の遷移元素を含むミネラルを陶器にしたもの)に水を接触させる処理で、排水のBOD値、COD値(水質基準の一種)を下げられることを見つけ、
さらに効率的なその磁気伝導触媒活性を求めて、ミネラルの約10万通りの組み合わせの中から、現在の磁気伝導セラミックボール(特許)を開発なさいました。このセラミックボールを、悪臭で困っていたある養豚場に設置したところ、悪臭が消えただけでなく、子豚の死亡率が3%から1.57%に低下し、しかも肉の臭みが消え、おいしいものに変わったため、取引価格が上がったのでした。このことから、単なる排水処理装置ではなく、飲んでおいしい、体によい水を作ることのできる給水装置として開発できるものであることに気付かれました。この活性水装置はハイパークラスターと名づけられ、これまでに下記のように、様々な効果が確認されてきています。そのメカニズムは、岩石(ミネラル)の触媒作用と流水のエネルギーとの相乗効果で水分子に電子とイオンを与え、極性が高く、かつ六員環への構造化の進んだ水、すなわち活性水を作るというものです。

~ハイパーネオで処理した水の性質~
●飲料水
・おいしくなります。ミネラルウォーターをわざわざ購入する必要がなくなります。
・自然治癒力を高め、体の健康に役立ちます。細胞水を正常に保つため、新陳代謝を高め、栄養分やミネラルの体内輸送を正常にします。
・ラジカル塩素を無害化し、塩素化合物を分解しますので、カルキ臭が消えます。
・汲み置いても腐らなくなります。
・水道管内の汚れやサビが取付け後のわずかな時間で取り除かれ、
 ひどい赤水が止まります(したがって、取付け後、赤サビがどっと出てきますのでハイパーネオ取付け後の試運転中は使用しないで下さい)。除去後は鉄管内には保護膜になる黒サビが作られていきます。

●調理水
・ご飯、みそ汁、お茶、コーヒーなど素材の味を最高に引き出すため、おいしくなります。
・うどん、スパゲティーをゆでるとき、早く芯まで柔らかくなります。
・煮物の煮崩れがしません。
・天ぷらの衣作りに使うと、カラッと揚がります。
・野菜のアク抜きがしやすくなります。
・食器、調理器具の汚れが取れたり、台所のヌメリがなくなります。
・野菜や魚の汚れも除去しやすくなります。また、洗ったあとの鮮度も長く保てます。

●洗濯
・石けんの使用を1/3に、すすぎの回数が半分に減らせます。
・ラジカル塩素を除去できていますので、洗濯物の色褪せがしません。

●風呂
・毎日が温泉的効果。
・肌の保水力や新陳代謝を高めるため、お肌がしっとり、スベスベ。化粧水を使う必要がなくなります。
・お湯が滑らかになります。カルキ臭もなくなります。お湯が冷めにくくなります。湯冷めもしにくくなります。
・アトピーの子もお湯を痛がらなくなります。
・翌日になっても浴槽のお湯が臭わなくなります。
・医学的検討に耐えるデーターの蓄積はこれからですが、肌荒れやアトピー、アレルギー、膠原病、リウマチの症状の軽減、腰痛、水虫にも効いている、肌のシミが消えた、抜毛が少なくなったという声が寄せられています。
・シャワーにも快適に使え、リンスの使用も不要となります。フケが少なくなった例も。
・美容室の従業員の手荒れが改善した。
・水アカが除去され、浴槽がいつもきれいになります。浴槽洗浄剤も不要です。
・天井、床、壁などにカビがほとんどつきません。ついても、手でこするだけで取れます。溶存酸素が増えますので、嫌気性細菌(O-157などの病原菌や腐敗菌に多い)には辛い環境を作ります。

●トイレ
・雑菌の繁殖を抑えますので、悪臭も次第に消え、かつ衛生的です。
・便器の黒カビ、黄ばみも次第に除去します。
・浄化槽の悪臭が消えます。

●排水
・台所、風呂、洗濯などの排水溝の悪臭がなくなります。
・配水管の中のヌメリ、サビ、水あか、雑菌を除去します。

●その他
・ペットの肌荒れが治ったり、雛鳥の成長がよくなります。水槽の金魚が元気になり、アオコをつきにくくします。
・ガーデニングにも効果があり、生花のもちもよくなります。観葉植物の生育がよくなります。

 業務用としては、オルターの生産者で以下のような実績があります。
 太子屋、あらいぶきっちん、尾崎食品…豆腐が傷みにくい、工場の臭いがなくなる。
○岡上(素麺)…コシ、つや、食感とも向上、歩留りがよくなった。
○TONTON…ハムのアクがよく抜ける。
○かめびし…塩の角が取れ、まろやかになった。
○谷農園…畑で野菜の生育がよい。
○湯葉弘(湯葉)…大豆の吸水がよくなった。排水のヌメリがつかなくなった。ボイラーのスケールが発生しない。
○井上椎茸園…青カビが発生しない。浸漬プールの悪臭がしなくなった。
○タナカファーム…水槽のアオコが発生しなくなった。

 その他にも他、畜産、マンション、ホテル、レストラン、料理店などの悪臭対策、食品加工、料理店、パン屋などの品質改良、精密電子機械の洗浄水、クリーニング店の節水効果ボイラーの付着物除去や精カン剤、軟水器などを不要にする、などで、効果を上げています。
<JCSのハイパーネオ>
・この装置は水道メーターの先につける元付けタイプです。
・全ての家庭の水が活性水になります。
・飲用には竹炭や浄水器との併用をオススメします。
 この装置は、有害物を除去する目的の装置ではありません。水そのものを活性水にするのが目的です。
 水道水中のラジカル塩素をミネラル塩素へ変換する作用はありますし、長時間置いておけば、ダイオキシンやトリハロメタンをある程度無害化できる力もありますが、通常の使用方法では反応時間が不足するため、除去効果は小さいのです。
 有機リン系など農薬の種類によっては、それを不活化できることもわかっています。ただし、有機塩素系に対してはほとんど不活化の効果は認められていません。浄水機能をもたせた併用型の構想もありますが、現在のところ、飲用に関しては他の浄水器との併用がオススメです。一戸建てのように水道本管から直接取る水道水なら、竹炭で十分です。高層マンションのように、屋上に給水タンクのあるような、いったん外気にさらされる水道水は汚れている可能性があるので、ゼンケンの浄水器のように活性炭と濾過機能を持つ浄水器の使用はやむをえないでしょう。
※注意…取付け後、古い配置内管の汚れが取れてどっと出てくる場合がありますので、浄水器はいったん取り外しておいて試運転して下さい。
 一切のメンテナンスが不要です。また、半永久的にお使いになれ、とても経済的です。セラミックが吸着型(多孔質)ではないので、その効果は半永久的に低下しません。面倒で、費用のかかるカートリッジ交換も必要ありません。電気代、薬品代も一切不要です。丈夫な耐薬品性のステンレス容器ですので、家以上に耐久性があります。ただし、設置や引越し時に工事代だけは必要です。一生ものの装置です。
■市販品の問題点■
 浄水器のメーカーはいろんな謳い文句で販売していますが、多くは高価なだけで化学物質を除去するその効果も長続きしないなど、能力的にも不十分なものが多いのです。浄水器についてはオルターでは、消費者団体との共同作業で開発されてきたゼンケンの浄水器をオススメしています。各種比較実験でも、その性能が確かめられています。価格も良心的です。
 磁気水、マイナスイオン水など霊感商法的な効果を謳っている水装置も登場していますが、ほとんど効果は望めません。アルカリイオン水は、胃酸を中和して生体の防御バリヤーを壊す心配があり、オススメできません。高価でガラクタのような浄水器が出回っていますので、くれぐれもご注意。

―文責 西川英郎―

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