手作りのおいしいパン ベイクハウスキギ
2002年8月3週号
オルターとしては、ベイキングパウダーを使わないドーナツを開発したいと考えてきました。ナンを開発して欲しいという会員の声がありました。グリーン杜仲をパンの発酵に使ったら、おいしいパンが焼けるという話もありました。
これらの話を既存の生産者で実現するのは難しかったのですが、ベイクハウスキギの土井剛さんにチャレンジしていただけることになりました。粉を練ることとオーブン以外は、分割機も使わない手作りですので、少量生産しかできませんが、その分こまわりのきいたパン作りが可能です。土井剛さんは腕がよく、おいしいパンを作っておられるので、お店のパンはいつも夕方にはほとんど売切れてしまっています。
土井剛さんは、食品会社の営業をなさっておられたことがありますが、作ることに興味があったので、パン屋に勤めたことがあり、その後1996年に現在の「ベイクハウスキギ」を開業されました。長男が生後6ヶ月でアトピーと診断され、ご自身もアトピーと喘息だったのです。そのため、玄米正食や西式甲田療法などを始めて、食生活の重要性を学び、家庭でも玄米、野菜中心の少食に取組み、パン作りにおいても外麦や白砂糖をやめ、国産小麦に切替えられました。その治療仲間からオルターを紹介され、入会なさったのが、今回の取組みのきっかけとなりました。
◆ベイクハウスキギの生イーストパン◆
*原料
原料はオルター仕様でお願いしています。
①国産小麦強力粉
東福製粉、内麦強力粉
北海道小麦ハルユタカ、ホクシン
②国産小麦薄力粉
しらさぎ小麦粉
③種子島甘蔗分蜜糖(カタログ2000年4月第1週紹介)
④グラニュー糖
⑤赤穂の天塩(カタログ2000年4月第4週紹介)
⑥玉子
芦田さん、PHF赤玉子
⑦牛乳
よつ葉乳業、パスチャライズ牛乳
⑧バター
よつ葉乳業
⑨生クリーム
よつ葉乳業
⑩脱脂粉乳
よつ葉乳業
⑪つぶつぶでんぷん(カタログ2000年3月第3週紹介)
⑫杜仲緑品茶(粉末)(カタログ2002年1月第3週紹介)
⑬生イースト
カネカイースト。糖蜜を主栄養源として培養・分離したもの。食品添加物無添加。
⑭レーズン
ネオファーム(カタログ1999年10月第5週紹介)
⑮アーモンドスライス
ネオファーム
⑯オリーブ油
離型剤として。小豆島オリーブ圧搾一番搾り。
⑰菜種油
揚げ油として。影山製油。国産菜種圧搾一番絞り。
(カタログ1999年10月第1週紹介)
⑱重曹(カタログ2002年2月第3週紹介)
*作り方
1.原料を配合する。
2.こねる。
3.ねかせる。ねかせるとき容器に生地がつかないよ うに⑯オリーブ油を使用。
4.手で分割する。分割油は使用せず。
5.発酵させる。
6.オーブンで焼く。
『メロンパン』
*パン生地の原料
①強力粉
⑤塩
③砂糖
⑩脱脂粉乳
⑬生イースト
⑥玉子
⑨生クリーム
⑧バター
*メロン生地の原料
①強力粉
②薄力粉
⑧バター
③砂糖
⑥玉子
⑫杜仲緑品茶(粉末)
④グラニュー糖
『クリームパン』
*パン生地の原料
メロンパンと同じ
⑮アーモンドスライス(飾り用)
*カスタードクリームの原料
⑦牛乳
⑥玉子
③砂糖
②薄力粉
⑧バター
⑪つぶつぶでんぷん
⑫杜仲緑品茶(粉末)
『ナン』
*原料
①強力粉
③砂糖
⑤塩
⑩脱脂粉乳
⑬生イースト
⑨生クリーム
⑧バター
『ドーナツ』
*原料
②薄力粉
③砂糖
⑤塩
⑥玉子
⑧バター
⑦牛乳
⑱重曹
⑰菜種油(揚げ油)
『コッペパン』
*原料
①強力粉
⑤塩
③砂糖
⑩脱脂粉乳
⑬生イースト
⑧バター
⑫杜仲緑品茶(粉末)
『レーズンパン』
*原料
①強力粉
⑤塩
③砂糖
⑩脱脂粉乳
⑬生イースト
⑥玉子
⑨生クリーム
⑧バター
⑫杜仲緑品茶(粉末)
⑭レーズン
『バターロール』
*原料
①強力粉
⑤塩
③砂糖
⑩脱脂粉乳
⑬生イースト
⑥玉子
⑨生クリーム
⑧バター
⑫杜仲緑品茶(粉末)
-文責 西川栄郎ー