2018年5月2週号 田中 成久さん |
タナカファームのエサ、100%国産になりました
国内最高水準のたまご
大阪府南河内郡河南町の山あいで、タナカファームの田中 成久さんは、とことん安全性にこだわった養鶏を行っています。
タナカファームについてはオルターカタログ2017年3月5週号で詳しくご紹介しています。
今回のご紹介は、タナカファームのエサの国産化が100%に達し、さらに安全性がバージョンアップしたというご報告です。
今後も安全性を追求し続けます
鶏たちは、大阪葛城山麓の自然の中、四面を開放した大型鶏舎内の土の上で日光を浴びながら、新鮮な空気をいっぱいに吸って元気に走り回っています。鶏たちにストレスを与えないよう一坪当たり約7羽と、超薄飼いで、のびのびとさせています。雌 100羽に対し、雄6羽を入れていますので、有精卵になっています。
前述のエサ以外もこれまで通り、金沢農業の井村 辰二郎さんの穀物や、あらいぶきっちんのおからなど、可能な限り顔のみえる国内生産者の素材にこだわり、それらを自家配合しています。
飼料添加物を使った市販の配合飼料を一切与えないことはもとより、動物医薬品も使っていません。小米、小麦、大豆などの穀物は収穫後の農薬や殺鼠剤の混入の心配があるので、安全な穀物を農場の倉庫で1年分以上備蓄しています。
発酵技術を駆使していますので、鶏舎は全く臭いません。新しい糞でさえ臭いません。
鶏舎のサルモネラ菌の検出も、もちろん陰性。このような有効微生物の多い鶏舎にはもともと有害な菌は生存が困難だということなのです。卵殻にある天然の防腐剤「クチクラ層」保護のため、タナカファームでは洗卵を行いません。
農作物の栽培水準を表示するために、オルターでは独自に下記の区分で生産管理の違いを表示しています。
なお、全ての取扱品目は、有機栽培化への3年以上の努力を経た圃場で栽培されたものです。
※オルター農作物栽培基準に準じ、乾物・加工品の一部も表示を始めます。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得。農薬・化学肥料の使用はない。
3年以上有機努力し、農薬・化学肥料の使用はないが、JAS認証は取得なし。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得していて、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。
3年以上有機努力し、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。JAS認証は取得なし。
3年以上の有機努力を継続中ですが、やむなく一部に化学肥料や農薬を使用しました。
3年未満の有機努力で転換中。今回の栽培には化学肥料の使用なく、農薬不使用か、もしくはJAS別表農薬を使用していることがあります。
放射性セシウム値(134と137の合算)検出下限値1Bq/kgの検査で放射能測定をした結果、
「不検出」が確認された品ものに表示しています。(Not Detected =「不検出」)