2010年6月1週号 4代目 金子貴司さん |
うどん屋さんだからこそできた無添加の点心の皮
安全で風味のよいうどん
神奈川県足柄にある(有)金子製麺の4代目・金子貴司さんはこだわって麺作りをされています。
1)安全性、味、風味を大切にして、原料は栽培時無農薬小麦。
2)小麦粉の品質を低下させない低速回転の小型製粉機による自家製粉。
3)コクのある全粒粉。
4)小麦粉以外も良質な塩と水だけのシンプルな原料。
5)水を加えてグルテンを引出し、そのグルテンででんぷんを包むように仕上げる。すなわち手打ちのうまさの原理と同じ、多加水熱製麺機の使用。
6)天井につけた大型扇風機による常温室内乾燥。味を大切にするためのじっくり乾燥です。
また、この麺帯作りの技術を応用して、安全なギョウザ、春巻、シュウマイ、ワンタンの皮を製造しています。市販のギョウザの皮は1個ずつ丸めた生地の玉を伸ばして円盤状にする方式のため、どうしても工程上さまざまな薬品を使わないと作れないのですが、金子製麺さんの場合は、ローラーで圧延した麺帯を、自動型抜き機を使って打ち抜くという方式のため「無添加」が可能になっているのです。まさにうどん屋さんが考えたギョウザの皮だからこそ、無添加が実現しています。
お料理レシピ
イワシ缶と梅の一口春巻き
春巻きの皮 | 3枚(4等分に切る) |
いわし缶 | 1缶(12等分) |
たたき梅 | 3〜4個分(12等分) |
大葉 | 6枚(縦半分に切る) |
菜種油 | 適量 |
【作り方】
春巻きの皮に大葉、いわし、梅をのせて半分に折り、端に水を少量つけて留めて三角形状にし、油を熱したフライパンで揚げ焼きにします。両面がこんがり色づいたらできあがり!
農作物の栽培水準を表示するために、オルターでは独自に下記の区分で生産管理の違いを表示しています。
なお、全ての取扱品目は、有機栽培化への3年以上の努力を経た圃場で栽培されたものです。
※オルター農作物栽培基準に準じ、乾物・加工品の一部も表示を始めます。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得。農薬・化学肥料の使用はない。
3年以上有機努力し、農薬・化学肥料の使用はないが、JAS認証は取得なし。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得していて、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。
3年以上有機努力し、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。JAS認証は取得なし。
3年以上の有機努力を継続中ですが、やむなく一部に化学肥料や農薬を使用しました。
3年未満の有機努力で転換中。今回の栽培には化学肥料の使用なく、農薬不使用か、もしくはJAS別表農薬を使用していることがあります。
放射性セシウム値(134と137の合算)検出下限値1Bq/kgの検査で放射能測定をした結果、
「不検出」が確認された品ものに表示しています。(Not Detected =「不検出」)