やさか味噌 麦みそ

麦独自の濃厚な香りと風味。味噌炒め、味噌汁、甘口・中辛口・白味噌と合わせ味噌に。

やさか共同農場・島根県

やさか味噌 麦みそ

500g 440円 (税込)
冷蔵
原材料:裸麦、国産大豆、塩、種麹
アレルゲン:大豆
お気に入り(1)
オルター基準:マークの説明
2010年10月4週号 佐藤隆さん

日本一の味噌作りの村

 

村を挙げての安全な味噌作り

島根県浜田市弥栄町(旧・弥栄村)は中国山地にあり、村の85%が森林という自然豊かな村です。昔の山村の風情を今もそのまま残しています。標高550mに位置し、冬は雪に埋もれる豪雪地帯です。
一見どこにでもあるような村なのですが、ここには村おこしのお手本ともいうべき、やさか共同農場があります。やさか共同農場では町を挙げて安全な味噌作りに取り組んでいます。
冬の寒さが厳しく、夏でも冷涼な気候は、味噌作りにおける微生物の働きや熟成によく適した環境です。起伏に富んだ山地の谷間には広葉樹が育んだ清水が豊富に湧き、ワサビが自生する湧水地帯です。その水は水温も一定していて、ミネラル分も多く、味噌の仕込み水に適しています。
また、微生物を絶えず供給してくれる森の中で長期に自然発酵を行うことで、上質の味が醸し出されます。森と水と土、そして少しだけの人の力、これがやさか味噌をおいしくする秘訣です。

 

農産加工へ広がる夢

やさか共同農場は1989年に法人化し、14名の職員・研修生が働いています。2000年12月には大豆、水稲、野菜の有機農作物の認証を、2001年2月には味噌とジュース工場の有機農作物加工食品の認証を取得しました。
共同農場として有機栽培による米、大豆、野菜、しいたけ作り、手作り味噌の加工、販売などを行うほか、町内のいくつもの生産者グループと協力して、地域をあげての有機栽培、米、大豆作り、さまざまな農産加工に取組み、今や弥栄町の地域おこしにはなくてはならない中心的存在として、行政からも厚く信頼され、活躍なさっています。
ここには中山間地定住化にもつながった、まさに農村共同体の再生と復元のお手本のような活動が展開されています。そして安全な食べものの産直や県外研修生によって、都市との交流ができており、日本一の味噌作りの村となっています。

 

味噌作りとの出会い

寒やさか共同農場の代表・佐藤隆さんは、高校を卒業した18才の1973年に「人間性が生かせる有機農業の里づくり」の夢をもって、仲間4人とこの弥栄村に棚田の休耕田を借りて入植し、前身の団体「弥栄之郷共同体」を旗上げしたのです。
夢をもって入植したものの、いざ暮らし始めると当然のこととして、過疎の村の厳しい現実が目の前にありました。開墾作業に汗を流す日々の中で、翌年には農家の庭先野菜を広島などへ産直販売する活動を開始なさいました。よそ者だからこそ地元の人にはできない発想・工夫ができたのでした。赤字続きの中でも出荷農家に対してきっちりと支払いをすることで、地元農家と共同体の間で信頼が生まれていきました。豪雪地帯の厳しい冬を、出稼ぎをしないで乗り越えることも課題でした。その答えが味噌作りでした。
味噌との出会いは、購入した廃屋にあった杉樽の味噌。空家になって4〜5年経つのに、いい香りがしていたのです。数年後、たまたま渓流釣りで知り合った工業試験所の堀江修三氏が「弥栄は水がうまいし、冬は雪に覆われるから、きっとよい微生物が住んでいるはず」と冬場の味噌作りを勧めてくれたのでした。
当時、村の多くの農家で自家消費用の味噌作りが行われていました。原料となる米も大豆も村内で作られていました。また、村の女性たちは味噌作りの経験者だったのです。村のおばあちゃんから味噌作りの手ほどきや協力を受け、共同体として味噌作りに取組み始めました。
当初はお世辞にもおいしいとは言えない味噌だったのですが、1997年からは原材料もよくなり、またすっかり技術レベルも上がり、安定しておいしいものができるようになりました。寒冷地の気象条件にも恵まれ、今では味の面でも好評な「やさか味噌」ブランドとして、全国の共同購入団体へ出荷されるようになっています。

お料理レシピ

冷や汁

【材料】
絹豆腐、きゅうり、煮干し、味噌、大葉、焼のり 適量

【作り方】
①味噌はフライパンかオーブントースターで少し焦げる程度に焼いておきます。
②濃いめの煮干しだしと絹豆腐と①の焼き味噌で味噌汁を作り、つめたく冷やしたら、きゅうりやオクラの薄切りを加えてごはんにかけ、海苔など散らします。

レビュー一覧

マークの説明

❶ 農作物栽培基準 [野菜・果物・米・豆]

農作物の栽培水準を表示するために、オルターでは独自に下記の区分で生産管理の違いを表示しています。
なお、全ての取扱品目は、有機栽培化への3年以上の努力を経た圃場で栽培されたものです。

※オルター農作物栽培基準に準じ、乾物・加工品の一部も表示を始めます。

3年以上有機努力し、JAS認証も取得。農薬・化学肥料の使用はない。

3年以上有機努力し、農薬・化学肥料の使用はないが、JAS認証は取得なし。

3年以上有機努力し、JAS認証も取得していて、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。

3年以上有機努力し、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。JAS認証は取得なし。

3年以上の有機努力を継続中ですが、やむなく一部に化学肥料や農薬を使用しました。

3年未満の有機努力で転換中。今回の栽培には化学肥料の使用なく、農薬不使用か、もしくはJAS別表農薬を使用していることがあります。

❷ NDマーク表示

放射性セシウム値(134と137の合算)検出下限値1Bq/kgの検査で放射能測定をした結果、
「不検出」が確認された品ものに表示しています。(Not Detected =「不検出」)

❸ アレルゲン表示
  • すべての加工食品について、原料はもちろんキャリーオーバーに該当するものについても、
    特定原材料7品目(卵、小麦、そば、乳、落花生、かに、えび)+大豆の計8品目のアレルゲン材料の有無を表示しています。
  • アレルギーは個々人により発症のプロセスが異なります。表示はあくまでも目安としてご利用ください。
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