2019年8月4週号 丸京寒天製造所の三浦 一成さん(左端)とご家族のみなさん |
腸の健康の強い味方 無漂白細寒天
腸の健康によい寒天を毎日の食事に
岐阜細寒天の本場、山岡町で丸京寒天製造所の三浦 一成さんは、危険な次亜塩素酸ナトリウムによる漂白を行わず、無漂白の細寒天を作っています。
無漂白細寒天は、水に戻すだけで、そのままの形で簡単にヌードルやスパゲッティーの代用として使えます。もちろんお湯で煮溶かしてゼリーなどにも使えます。
CC’Cookingの山本 朝子オルター顧問はこの無漂白細寒天を「毎週1袋、家族で食べ切る」ヘルシー寒天生活を提唱しておられます。
寒天は健康応援グッズ、ダイエットや美容にも役立つ
海藻に含まれるアガロース、すなわち食物繊維の一種を主成分とする寒天は、腸の中で老廃物を吸着し、腸をきれいにして便秘を解消してくれます。大腸がんの予防、血糖値上昇の抑制、糖尿病の予防など、日本人にとって食生活の洋風化に伴う食物繊維不足を補ってくれます。
低カロリーですので、たくさん食べても太る心配がなく、爽やかな満腹感を得ることのできる寒天は、ダイエットにも使えます。またカルシウムや鉄分も多く含んでいるので、髪の毛をつややかに、肌をいきいきとさせ、美容にも役立ちます。
寒天は日本人の大発明
寒天の製造法の発明は、江戸時代、京都伏見の旅籠の主人であった美濃屋太郎左衛門が真冬に作って残った「ところてん」を屋外に置いていたところ、数日後に乾物になったことだといわれています。
寒天は食用はもとより、微生物の培地や様々な医学検査用にも使われ、日本人の大発明の一つです。輸出産業として栄えた歴史もあります。ところが、使いやすさからか、有害なゼラチンやカラギーナンなどが寒天に代わってお菓子などに使用されるようになり、年々その生産者は減少しています。
農作物の栽培水準を表示するために、オルターでは独自に下記の区分で生産管理の違いを表示しています。
なお、全ての取扱品目は、有機栽培化への3年以上の努力を経た圃場で栽培されたものです。
※オルター農作物栽培基準に準じ、乾物・加工品の一部も表示を始めます。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得。農薬・化学肥料の使用はない。
3年以上有機努力し、農薬・化学肥料の使用はないが、JAS認証は取得なし。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得していて、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。
3年以上有機努力し、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。JAS認証は取得なし。
3年以上の有機努力を継続中ですが、やむなく一部に化学肥料や農薬を使用しました。
3年未満の有機努力で転換中。今回の栽培には化学肥料の使用なく、農薬不使用か、もしくはJAS別表農薬を使用していることがあります。
放射性セシウム値(134と137の合算)検出下限値1Bq/kgの検査で放射能測定をした結果、
「不検出」が確認された品ものに表示しています。(Not Detected =「不検出」)