2013年6月1週号 平田 忠幸代表(左後) |
紀伊水道周辺の鮮魚
原発から守った海の魚
平田さんは午前3:00に起床、セリは5:30からです。5:00にはスタッフがセリに先だって、入手した魚の下処理加工を始めます。
平田水産とオルターとの提携は今年から始めましたが、かつて私が徳島で活動していた頃には平田水産と提携していました。最初は徳島市漁協とのお付き合いでした。当時の徳島市漁協の平田 英夫組合長は平田 忠幸さんのお父さんです。徳島市漁協とは窓口をしていただいていた故 市川 啓二さんが山で遭難されたため、魚の提携が困難となりました。そのあとを平田水産の平田 忠幸代表にお願いしました。
当時平田さんは釣り用の活アユを扱っていました。漁師をしているだけでは漁師が漁獲した魚が売れないと、鮮魚販売にチャレンジされました。なにかと閉鎖的な水産業界にあって、これまでつてを使わず、単独でここまでこられたのが平田さんの誇りです。
今から41年前、徳島県の蒲田岬に原発計画が持ち上ったとき、むしろ旗を掲げた3,000名の漁師が徳島県庁に11日間座り込み、ついに徳島県知事から原発放棄県の約束を勝ちとりました。漁師の皆さんが守ったこの紀伊水道の魚を、もっと消費者に食べてほしいというのが平田さんの願いです。
農作物の栽培水準を表示するために、オルターでは独自に下記の区分で生産管理の違いを表示しています。
なお、全ての取扱品目は、有機栽培化への3年以上の努力を経た圃場で栽培されたものです。
※オルター農作物栽培基準に準じ、乾物・加工品の一部も表示を始めます。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得。農薬・化学肥料の使用はない。
3年以上有機努力し、農薬・化学肥料の使用はないが、JAS認証は取得なし。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得していて、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。
3年以上有機努力し、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。JAS認証は取得なし。
3年以上の有機努力を継続中ですが、やむなく一部に化学肥料や農薬を使用しました。
3年未満の有機努力で転換中。今回の栽培には化学肥料の使用なく、農薬不使用か、もしくはJAS別表農薬を使用していることがあります。
放射性セシウム値(134と137の合算)検出下限値1Bq/kgの検査で放射能測定をした結果、
「不検出」が確認された品ものに表示しています。(Not Detected =「不検出」)