2019年6月3週号 鈴木 雄一代表(写真右)とスタッフの皆さん |
農家が作る腸にやさしいこだわり豆腐
無農薬・無添加豆腐
「あなたのいのちを守る安全な食べもの百科」(拙著)p.31やオルターカタログ(2007年12月2週号・2013年10月2週号)でご紹介した、山形県白鷹町の(株)白鷹農産加工研究会 鈴木 雄一代表は、自園で栽培した無農薬大豆や、不足時はオルターの他の生産者からの無農薬大豆を原料に、消泡剤など食品添加物を一切使わず、海水にがりだけで昔ながらの固めの木綿豆腐を作っています。
木綿豆腐は昔なつかしい味です。豆腐作りに素人だった農家の手造りとは思えません。関連製品の豆乳、甘酒豆乳(甘酒と豆乳の混合ドリンク)、ドライおから(白鷹町内障がい者通所作業施設と提携)なども製造しています。
そもそも豆腐の栄養って?
「畑の肉」といわれるほど栄養価が高い大豆。そんな大豆を使った豆腐は、忙しい時にさっと使える主婦の強い味方です。
茹でた大豆に含まれるタンパク質は、14.8g(100gあたり)と、植物性タンパク質の中でトップクラス。牛肉19.1g、豚肉21.4g、鶏肉24.4g※と比較しても豊富に含まれていることが分かります。
豆腐(100gあたり)に含まれるたんぱく質は6.6gで、豆腐を一丁(300g)食べると、牛肉や豚肉、鶏肉100gあたりのタンパク質量に匹敵します。 ※牛肉はヒレ・赤身、豚肉は肩・赤身、鶏肉はムネで計算(いずれも生)
必ずおからで食物繊維をプラスして
本来は、「まるごと」栄養を摂取するという意味で、大豆をそのまま食べてほしいところです。 そのため、オルターでは「豆腐」+「おから」という組み合わせをおすすめしています。
豆腐を作る過程で、大豆に含まれる食物繊維はおからに残ってしまいます。この2つを組み合わせることでタンパク質と食物繊維をバランスよく摂取することができます。
農作物の栽培水準を表示するために、オルターでは独自に下記の区分で生産管理の違いを表示しています。
なお、全ての取扱品目は、有機栽培化への3年以上の努力を経た圃場で栽培されたものです。
※オルター農作物栽培基準に準じ、乾物・加工品の一部も表示を始めます。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得。農薬・化学肥料の使用はない。
3年以上有機努力し、農薬・化学肥料の使用はないが、JAS認証は取得なし。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得していて、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。
3年以上有機努力し、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。JAS認証は取得なし。
3年以上の有機努力を継続中ですが、やむなく一部に化学肥料や農薬を使用しました。
3年未満の有機努力で転換中。今回の栽培には化学肥料の使用なく、農薬不使用か、もしくはJAS別表農薬を使用していることがあります。
放射性セシウム値(134と137の合算)検出下限値1Bq/kgの検査で放射能測定をした結果、
「不検出」が確認された品ものに表示しています。(Not Detected =「不検出」)