2015年12月3週号 山本 周作専務(写真左) |
醤油屋が作ったおいしい金山寺みそ
三代にわたって作り続けている金山寺みそ
島根県安来市にある大正屋醤油店 山本 善方 三代目社長は醤油屋ですが、1926年(大正15年)創業以来国産原料にこだわり、三代にわたって受け継がれてきた金山寺みそを作っています。このたび、金山寺みそに使う野菜をオルターの野菜に切り替えて、オルター向けの金山寺みそを作っていただけることになりました。
醤油より先に金山寺みその開発
大正屋醤油店へは、宍道湖のしじみでお世話になっているしじみネットワークの西村 敏代表にご紹介され、出向きました。西村 敏さんはオルターのACゆうきネット山陰の代表であり、またオルターの筋診断法や気功太極拳セミナーの講師としてもご活躍いただいています。
大正屋醤油店が杉樽を使い、良質の醤油作りにチャレンジされているというので、オルターとして協力に駆けつけたのですが、オルター仕様の醤油作りに取り組む前に、たまたま試食させていただいた金山寺みそがあまりにもおいしかったので、熟成期間が短く、醤油よりも早く製品化できる金山寺みそを醤油のご紹介に先立ってまず取り上げさせていただくことになりました。
久しぶりにおいしい金山寺みそに出会えました
金山寺みそとは、炒った大豆を引きわり、これに麦こうじと塩を合わせ、塩押しした野菜などを加え、3カ月ほど熟成させた嘗め味噌あるいはおかず味噌のことです。ごはんにのせたり、きゅうりにのせたり、酒の肴として人々にたいへん愛されています。
金山寺みその由来の有力な説は、1254年の鎌倉時代、宋から帰朝した心地覚心(法燈国師)が和歌山県湯浅町に伝えた「径山寺味噌」が起源とする説です。金山寺みそは和歌山県の特産品として有名です。大正屋醤油店さんのおかげで久しぶりに安全でおいしい金山寺みそに出会えました。
農作物の栽培水準を表示するために、オルターでは独自に下記の区分で生産管理の違いを表示しています。
なお、全ての取扱品目は、有機栽培化への3年以上の努力を経た圃場で栽培されたものです。
※オルター農作物栽培基準に準じ、乾物・加工品の一部も表示を始めます。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得。農薬・化学肥料の使用はない。
3年以上有機努力し、農薬・化学肥料の使用はないが、JAS認証は取得なし。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得していて、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。
3年以上有機努力し、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。JAS認証は取得なし。
3年以上の有機努力を継続中ですが、やむなく一部に化学肥料や農薬を使用しました。
3年未満の有機努力で転換中。今回の栽培には化学肥料の使用なく、農薬不使用か、もしくはJAS別表農薬を使用していることがあります。
放射性セシウム値(134と137の合算)検出下限値1Bq/kgの検査で放射能測定をした結果、
「不検出」が確認された品ものに表示しています。(Not Detected =「不検出」)