2021年1月3週号 (株)カネシメイチの小山 修司相談役 |
こんなおいしいカツオは食べたことがない!
シリーズでご紹介
(株)阿部長商店、阿部 泰浩社長は宮城県気仙沼市に本拠地を置く水産会社です。魚の品質レベル、工場の管理レベル、漁業、漁師、地元に対する社会貢献など、どこから見ても、“超”がつく一流企業です。その物語はこれからシリーズでご紹介する予定です。
今回はその水産品・水産加工品の中からシリーズ第1弾として、亀洋丸限定のトロカツオをご紹介します。
阿部長商店と、亀洋丸(カネシメイチ)は震災後、力を合わせて復興に取り組んできた仲間です。
最高品質だけに限定
亀洋丸は(株)カネシメイチ 小山 克郎7代目社長の所有する気仙沼唯一の遠洋カツオ一本釣漁船(全長60m、499t)です。3・11の津波被害からは遠洋に出ていたため免れました。
阿部長商店はその亀洋丸の獲ってくるカツオなどを一船買いしています。阿部長商店は、亀洋丸が漁獲してくるカツオの中から、さらに最高品質のカツオだけを選りすぐり、オルターに出荷していただくことになりました。文字通り日本一のカツオです。
カツオの刺身もタタキもまさに絶品です。これまでにもおいしいカツオを食べてきた私にとっても、こんなにおいしいカツオは初めてでした。
亀洋丸のトロカツオは、「鮮度がよい」「色がよい」「(サクにしてからの)色もちがよい」「生臭み・えぐみがない」「脂身がある」などが特徴です。阿部長商店では-40℃で保管しています。家庭の冷凍庫は-18℃くらいなので、届いてからは早めにお召し上がりください。真空パックのまま流水で一気に解凍してください。すこし芯が残っているときにカットするのがおすすめです。
カツオはオメガ3の宝庫です。このトロカツオを食べるなら、まず刺身です。生醤油、しょうが醤油、わさび醤油などが合います。カルパッチョも合います。あら汁も新鮮だからできます。
すぐ食べられずに残った場合は、醤油などで「漬け」にしておいて、味噌、にんにく、ネギなどをのせてお召し上がりください。
カツオ一本釣りの漁の様子 |
生カツオ水揚げ日本一
亀洋丸を所有する(株)カネシメイチは小山 克郎社長の祖父、5代目小山 亀吉さんがカツオ節や焼ちくわを製造していた水産会社の時代に遠洋漁業を始めました。亀吉さんは漁業組合の組合長もしており、高知県や三重県のカツオ一本釣漁船を気仙沼に誘致しました。
今では、気仙沼は生カツオの水揚げで24年間連続日本一です。戻りカツオはよく脂がのって、カツオ節にはむしろしにくく、そのまま刺身用として食べる方がおいしいのです。
農作物の栽培水準を表示するために、オルターでは独自に下記の区分で生産管理の違いを表示しています。
なお、全ての取扱品目は、有機栽培化への3年以上の努力を経た圃場で栽培されたものです。
※オルター農作物栽培基準に準じ、乾物・加工品の一部も表示を始めます。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得。農薬・化学肥料の使用はない。
3年以上有機努力し、農薬・化学肥料の使用はないが、JAS認証は取得なし。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得していて、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。
3年以上有機努力し、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。JAS認証は取得なし。
3年以上の有機努力を継続中ですが、やむなく一部に化学肥料や農薬を使用しました。
3年未満の有機努力で転換中。今回の栽培には化学肥料の使用なく、農薬不使用か、もしくはJAS別表農薬を使用していることがあります。
放射性セシウム値(134と137の合算)検出下限値1Bq/kgの検査で放射能測定をした結果、
「不検出」が確認された品ものに表示しています。(Not Detected =「不検出」)