2021年5月1週号 バンジーのスタッフ・利用者の皆さんと、山本 宏代表(後列左端) |
イノちゃんコロッケおいしくできました
自立支援にお惣菜づくり
障がい者の自立支援に取り組む、大阪府富田林市にある特定非営利活動法人 動(どう)就労継続支援B型事業所バンジーの山本 宏代表は、当事者の日中活動の一環として、オルター食材100%を原料とした安全でおいしいお惣菜づくりを行います。
その第一弾として、「イノちゃんコロッケ」を作ります。
以後、「お好み焼」「焼きそば」「焼めし」などにも取り組んでいきたいと考えています。
オルター食材100%の安全なお惣菜
「イノちゃんコロッケ」の原料は備後ジビエ製作所が生け捕りにしたイノシシの猪肉(オルターカタログ2019年12月3週号参照)などオルター食材100%です。原料のこだわりだけでなく、製造工程にもこだわります。ひとつひとつ、丁寧な手作りで、揚げるのも丁寧な手揚げです。また2度揚げをして油の吸収を下げ、適切な水分含量を保ち、おいしく仕上げています。出来上がったコロッケはただちに急速冷凍をかけ、包装していきます。
イノシシコロッケは、私が高知県でいただいて、たいへんおいしかったので提案しました。試作を1年以上何回も繰り返し、なんとか製品化にこぎつけました。一口サイズでお弁当のおかずにも最適です。たいへんおいしくできていますので、是非応援してください。
イノシシは山でくずの根、ドングリなどを常食していて、その猪肉はたいへん自然で安全な食材です。その潜在的な資源量は養豚に全て置き換えられるほどです。
多くの夢を乗せたコロッケづくり
イノシシは全国的に害獣化して、社会問題となっています。備後ジビエ製作所がイノシシを捕獲している広島県備後地方(福山市など)でも年間2000頭が捕獲され、そのうちジビエとして食用にできているのは、オルターが食べ始めるまではたった130頭でした。
オルターの地元、千早赤阪村でも年間100頭ほど、河南町では年間70頭ほどが捕獲されています。ゆくゆくは地元産イノシシの活用も視野に入れています。オルターが取り組んでいる「助け合い村づくり構想」の一環として、これらジビエ肉の有効活用すなわち害獣対策、資源の有効活用、消費者の健康応援、障がい者の自立支援、村の活性化などに繋がっていくというプロジェクトです。
お召し上がり方
850Wのオーブントースターの場合、約10分を目安にあたためてお召し上がりください。
500Wの電子レンジの場合、約3分を目安にあたためてお召し上がりください。
※オルターでは電子レンジの電磁波対策として磁性鍋の使用を推奨しています。
電子レンジによって差がありますので、温めが足りない場合は追加で少しずつ温めてお召し上がりください。
農作物の栽培水準を表示するために、オルターでは独自に下記の区分で生産管理の違いを表示しています。
なお、全ての取扱品目は、有機栽培化への3年以上の努力を経た圃場で栽培されたものです。
※オルター農作物栽培基準に準じ、乾物・加工品の一部も表示を始めます。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得。農薬・化学肥料の使用はない。
3年以上有機努力し、農薬・化学肥料の使用はないが、JAS認証は取得なし。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得していて、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。
3年以上有機努力し、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。JAS認証は取得なし。
3年以上の有機努力を継続中ですが、やむなく一部に化学肥料や農薬を使用しました。
3年未満の有機努力で転換中。今回の栽培には化学肥料の使用なく、農薬不使用か、もしくはJAS別表農薬を使用していることがあります。
放射性セシウム値(134と137の合算)検出下限値1Bq/kgの検査で放射能測定をした結果、
「不検出」が確認された品ものに表示しています。(Not Detected =「不検出」)