2022年2月1週号 生産者代表のマハラクシュミさん |
ヒマラヤの大自然からの贈り物チウリハチミツ
フェアトレード
フェアトレードを通して、ネパールの人々、特に、立場の弱い女性や子どもの自立を支援している(有)ネパリ・バザーロ、高橋 百合香代表は、ヒマラヤの大自然からの贈りもの、ネパールの宝とも言うべき「チウリ」ハチミツを日本の人々に紹介しています。ネパリ・バザーロについてはカレー(オルターカタログ2011年3月2週号)で詳しくご紹介しています。
文句なしにおいしいハチミツ
チウリ(Chiuri)は別名バターの樹とも呼ばれ、そのハチミツはバターのようなキャラメル風味の濃厚なおいしさが特徴です。カラメルや黒糖のようなコクと甘さの中に、かすかな酸味があり、後味はさっぱりしています。
トーストやパンケーキ、シリアルなど朝食やお菓子類に向きます。オーソドックスに万能で、果実にも合うので、フルーツ料理、生姜料理にも合います。レモンを漬けてハニーレモンにしてもよく合います。
ハチミツは数年経つと、味が強くなって風味が落ちる場合がありますが、チウリハチミツは年数を経るとメープルシロップのようになり、なお一層楽しめます。
汚染のない自然環境のハチミツ
ネパールの西側に位置するチトワン(CHITWAN)およびダン(DANG)出身の人々が採蜜しています。次回以降はより管理が行き届くピュータン(PYUTHAN)を主とする予定です。農薬などに汚染されていない環境下にあり、段地のところどころに、小さな自家用の田畑がありますが、農薬など購入できないくらい貧しく、道路もまともにない奥地の村です。ダン、ピュータン、ロルパ一帯は、2006年の包括的和平合意によって終結した10年に亘る内戦時代、反政府勢力の拠点で激戦地でした。貧困ゆえの少年兵、女性兵士も多くいて、多くの住民が犠牲となりました。このハチミツの活動が、収入の創出、貧困の改善、ジェンダーの格差是正、社会的地位の向上につながっていくはずです。
農作物の栽培水準を表示するために、オルターでは独自に下記の区分で生産管理の違いを表示しています。
なお、全ての取扱品目は、有機栽培化への3年以上の努力を経た圃場で栽培されたものです。
※オルター農作物栽培基準に準じ、乾物・加工品の一部も表示を始めます。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得。農薬・化学肥料の使用はない。
3年以上有機努力し、農薬・化学肥料の使用はないが、JAS認証は取得なし。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得していて、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。
3年以上有機努力し、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。JAS認証は取得なし。
3年以上の有機努力を継続中ですが、やむなく一部に化学肥料や農薬を使用しました。
3年未満の有機努力で転換中。今回の栽培には化学肥料の使用なく、農薬不使用か、もしくはJAS別表農薬を使用していることがあります。
放射性セシウム値(134と137の合算)検出下限値1Bq/kgの検査で放射能測定をした結果、
「不検出」が確認された品ものに表示しています。(Not Detected =「不検出」)