2022年10月1週号 山田 洋資代表取締役社長㊧と山田 幹夫取締役会長 |
国内初の有機みりん
昔ながらのみりん造り
愛知県蟹江町にある甘強酒造(株)山田 洋資七代目社長は、お酒として飲まれていた時代の昔ながらの製法を基本的に守ってみりんを製造しています。オルターへ出荷していただくみりんについては食品添加物などの使用はありません。
七代目のお父様である、山田 幹夫六代目社長によって、1999年にみりん製造所としては日本で初めてのオーガニック認定工場に認定され、有機JAS認証(OCIA認証)のみりんの出荷を始めました。
オルターではこの甘強酒造の数あるラインナップから「有機みりん」と「国産原料レベルのみりん」の2種類だけをご紹介します。
国産レベルの原料米(もち米、うるち米)にはオルターが加工品から追放をすすめているネオニコチノイド系農薬の問題が払拭できないため、「有機みりん」をおすすめしま
160年の伝統
甘強酒造は160年前の文久2年(1862年)に初代山田 平八さんによって創業されました。濃尾平野の豊富なもち米を原料としていました。
現在のみりん工場(明治初年築)など4棟が文化庁登録有形文化財建造物に登録されました。
甘強みりんのオルターへのご紹介は、料理酒の片山さんや光食品さんからです。角谷文治郎商店の三河みりんが製造能力がマックスになったことによる出荷制限を始めたことで、新しい生産者としてお迎えしました。
農作物の栽培水準を表示するために、オルターでは独自に下記の区分で生産管理の違いを表示しています。
なお、全ての取扱品目は、有機栽培化への3年以上の努力を経た圃場で栽培されたものです。
※オルター農作物栽培基準に準じ、乾物・加工品の一部も表示を始めます。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得。農薬・化学肥料の使用はない。
3年以上有機努力し、農薬・化学肥料の使用はないが、JAS認証は取得なし。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得していて、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。
3年以上有機努力し、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。JAS認証は取得なし。
3年以上の有機努力を継続中ですが、やむなく一部に化学肥料や農薬を使用しました。
3年未満の有機努力で転換中。今回の栽培には化学肥料の使用なく、農薬不使用か、もしくはJAS別表農薬を使用していることがあります。
放射性セシウム値(134と137の合算)検出下限値1Bq/kgの検査で放射能測定をした結果、
「不検出」が確認された品ものに表示しています。(Not Detected =「不検出」)